CITES COP15

2010年3月30日 (火)

ワシントン条約COP15緊急報告会のお知らせ

今回のワシントン条約COP15では、大西洋クロマグロや象牙取引、ホッキョクグマ、最近ペットとして人気の高いカイザーツエイモリなど日本と深く関わりがある多くの動植物について議論されました。

ブログにも載せきれなかった生の情報を新鮮なうちにお伝えしようと、ワシントン条約 COP15の報告会を開催します。

会議の様子、ワシントン条約の解説付、現地で配布された資料展示、たくさん撮影した写真のスライドショーも予定しています。
国際会議には馴染みがないという方も、ぜひ、遊びにいらしてください。

また、皆様からいただいたご寄付金の収支報告もいたします。


日時:2010年4月2日(金)19:00-20:30

場所:地球環境パートナーシップオフィス(表参道)
東京都渋谷区神宮前5-53-67 コスモス青山B2F
TEL:03-3406-5180 
(地図:http://www.geic.or.jp/geic/intro/access.html#epo

参加費:無料

【報告内容】

1.ワシントン条約の概要とJWCSの参加目的 
 (JWCS事務局:塚田景子)
会議ってどのように進むのか?ロビー活動ってどうなの?

2.クロマグロ・サメなど、増え続ける海洋生物の評価
 (石井敦氏)
クロマグロやサメって何が問題なの?

3.中央アフリカの密猟の実態。狙われるマルミミゾウ
 (WCSコンゴ:西原智昭氏)
現地で一番白熱した話題。ゾウの生息地で何が起きているのか?

4.CITES COP15のNGOポジション
 (JWCS理事 東京農業大学農学部教授:安藤元一)
 NGOって国際会議でどの程度の役割を果たすことができるのか?

5.質疑応答
 どんな些細な疑問質問でもできる限りお答えします!

6.ワシントン条約の未来、生物多様性条約への提言
 (JWCS会長:小原秀雄)



ぜひお誘いあわせの上ご参加ください。
お手数ですが、お座席の関係上、ご参加希望の方は
お名前、ご所属(任意)をお書き添えの上、
4月1日(木)までに、JWCS事務局へメールをいただけますよう
お願いいたします。
申込先:info@jwcs.org


会議の詳細は、ブログ「野生生物の守り手たち」でご覧いただけます。
http://jwcs.cocolog-nifty.com/blog/

JWCSの「ワシントン条約プロジェクト」
のサイトをご覧下さい。動画もご覧いただけます(2分)。

http://www.jwcs.org/activity/treaty.html

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2010年3月25日 (木)

ワシントン条約 最終日 クロマグロ取り下げ

ワシントン条約会議が最終日を迎えました。

アジェンダどおりに、昨日の続きから議論が再開しました。

タイマイに関して、議論再開の要求があって、投票の結果、議論再開。大西洋クロマグロについて取引規制は提案国が取り下げて本会議での議論・再投票なし! ワシントン条約での規制は見送られました。

ちなみに、ワシントン条約は種が絶滅危惧種かどうかを決めるものではありません。附属書の掲載基準に満たすかどうかを決めます。今回クロマグロについて、モナコはFAOやICCATのデータに基づいて附属書の基準に満たすと主張し提案していました。

サメとエイについて別々に議論したいという議論再開な要望。絶滅が心配されるが、フカヒレなど需要高いですね。

象牙問題について議論再開。やっぱり象牙の問題かなりもめてます。クロマグロの比ではない。タンザニアの提案投票の結果、否決で採択!ザンビアも議論再開要求あり、投票の結果議論再開。本会議で3分の1の賛成が得られれば、議論再開できます。ザンビアのアフリカゾウ提案について、賛成59.反対47.棄権38で本会議で否決されました。日本が輸入国、どストライクな話題なのに国内報道は盛り上がりませんね。どうしてでしょう。

午後の本会議再開。引き続き、種の附属書の確認に入っています。クロコダイル、ニシキドゲオアガマ、イグアナ、アマガエル、カイザーイモリ、そのまま委員会通りに通過。サメに入る。問題のサメ。ハンマーヘッドシャークについて議論再開の要求が出る。中国は議論再開に反対。
結局、投票によりアカシュモクザメ含むハンマーヘッドシャークの提案は、賛成76.反対43.棄権14で本会議で否決されました。

ネズミザメについて、投票の結果議論再開に!日本がしきりに投票システムの問題だとして、採決の投票だけを要求。ネズミザメの投票結果、賛成84、反対46、棄権10で、僅差で本会議で否決!委員会決定が覆されてしまいました。

本会議通過。アカサンゴも通過。動物は以上!植物に入りました。植物についてはサクサクといき、パラバラと席を立つ。会議も終わりになり、次の開催国タイのプロモが流されています。たぶん、この会議でスクリーンが役立ったなと思ったのが初めて!

クロージング。主な国が一言述べます。日本も最後に水産資源問題について言及。クロマグロなどについてICCATで今後議論すべきだ長々と紙を読み上げています。気持ちよく終わりたいのになんかしつこい感じがしました。

その後、大きなNGO団体、SSNやWWFなどの代表者からもコメント。最後は拍手で終わりました。

以上、会議場からの報告を終わります。twitterでフォローしてくださった皆様、、ブログを見てくださった皆様、応援してくださったみなさまに感謝します。ありがとうございます。来年の生物多様性条約会議に向けても今回の経験を活かして野生生物の保全に微力ながら貢献できればと思っています。

今後もスタッフブログ「野生動物の守り手たち」でいろんな情報を発信して行きますので、どうぞよろしくお願いします。4月2日(金)19:00-20:30までにワシントン条約(CITES)CoP15報告会を行います。ネット上にも書けなかったスタッフの感想や情報もお話できるかもしれません。ご参加希望の方は、info@jwcs.orgまでメールお願いします。詳細は、JWCSのトップページをご覧ください。

これから空港に向かうため、写真のアップは後日でご容赦。

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ワシントン条約会議(CITES):最終採決開始!

いよいよワシントン条約会議も委員会での話し合いが終了し、最終的な採決をとる本会議に入りました。続々と採決されますが、ハプニングも・・・
本会議の議長はホスト国のカタールです。

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まずは予算関係などアジェンダごとに、委員会でコンセンサスを予めとっておいたものを採択していきます。アジェンダはこちら

会場内にたまに鳥が飛んでいます。 出入口が解放的!

アジェンダ通りに確認が進んでますが、かなり進行が遅い。本会議は慎重?議長がのんびりや?きわどい議題は故意に勢いで攻めるつもり?などいろいろ考える。しかし、これがあとで大変なことに・・・

投票のテストが行われる。質問は、ドーハはカタールの首都か?みんなちょっと笑。30秒間の投票。12か国がNO、棄権もあった。どういうこと?カメルーン名指しで何でNO投票したか聞かれる。中国も何故棄権したら聞かれ、会場笑う。大丈夫?
投票の再テスト!今度はどうか?また2か国棄権が出た。議長が理由を聞く。会場ぐだぐだ。事前にテストしとけ!って感じ。昨日までの投票大丈夫なの?あやしい。。

ワシントン条約、本会議で三分の一以上賛成あれば、委員会で決まったこと再投票できる。議長が棄権も含めて計算してまた混乱に。カタール大丈夫?今回問題の投票ボタン。2番目が賛成、3番目が反対、4番目が棄権。上からボタンを使えばいいのに。だから間違える国が続出。こんなことないらしい。

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本会議は淡々とアジェンダごとに進みます。

午後は、カタール大学にお勤めの先生と現地の文化、宗教や野生動物などについて情報交換してました。

会議場に戻ると、議題41です。42から類人猿、トラなどアジアンビックキャット、ゾウに続きます。政府の人が象牙業界の席に来て何か話してました。なんだろ。密談か?

残り一時間半を過ぎて、ドーハがヤバイことに!ホスト国議長がめちゃくちゃでハンドリングできていない。毎回隣の事務局の人に聞きながらやってるから進まない。もう議長が機能不全です!こんなんで、種が附属書に載せるか決められたらたまったもんじゃない。環境関係政府のトップらしいけど。会議がグダグダになってる。進行が実質止まっちゃってる。

あ、でもこういう非政府的なことをネットとかに書くと検閲が入るようなので危ない。。ということをカタール大学に勤務する日本人研究者の方から聞いたばかりだった。日本語分かる人いないか。。

議長が時間があまりないのに、種の議論に入った!リビアが、じっくり話すために明日にすべきだと発言するが、議長が、時間の使い方は自分で決める!って。小学生の言い合いじゃないんだから。

強攻にも、類人猿をすらっと通りすぎ、トラの議論に入る。トラもあっさり。ゾウに入る。次々いく。次はサイ。ここらへんは文言に異存はないかを確認するだけ。委員会でコンセンサス取れたとして次々進む。
そして時間通りに終えました、議長。。。
今回の議長は、毎日会議の終わりに行われている「事務局会議」に参加せずにいたそうで、内部では「想定内」だったようです。ちなみに、このカタール政府の議長は、日本政府寄りらしいです。

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このあと、日本のNGOだけで一杯やるらしい。もちろん、産業界だけなので、お誘いありませんでしたが。日本のNGO登録、産業界がほとんどで、野生生物保全の立場はJWCSだけ。

数日前に日本のレセプションがあってマグロの寿司が振舞われたらしい。クロマグロかどうか定かではないが、この会議であまり趣味がよろしくないという意見を聞きました。味をみてほしいということでしょうけど、悪ノリと思われることは考えられますよね。

JWCS事務局長より

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持続的利用という言葉をどう捉えるか?理論的にしっかり考えるとともに、実際に利用している現場から、絶滅回避のためにしている様々な工夫を学ぶこと。その上で、野生生物保全はどうあるべきかを捉えなければ。新しい生き方の模索。利用する側(人間と道具)の進化が、野生生物の進化を上回ることがあり、自然との共生というあり方もまた、新しいあり方が求められているでしょう。現状を把握し、知恵を出し合うこと。一面からみて良し悪しを断定できないでしょう。

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2010年3月24日 (水)

ワシントン条約:サメな一日

おはようございます!委員会が始まりました。フカヒレ需要の高いサメどうなるか?

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パラオと米国提案がハンマーヘッドシャーク含む5種の附属書Ⅱの提案内容を米国が読み上げています。パラオも引き続き提案。サメは海洋生態系の指標になる生き物。個体数減少を主張。ハンマーヘッドシャークは香港に輸出されています年間、約5-9万トン。セネガルがICCATなどでの管理を示唆。ニュージーランドは個体数減少を強調し、提案支持。

次は日本。日本は、個体数減少を認めつつ資源管理の問題で取引の問題ではないと、セネガルを支持。問題は密漁。前例を出して、附属書にすると闇取引も増える。マグロも含めて、途上国のキャパビルも向上させ、漁業資源管理の法令遵守に務める。やっと終わった。長い!オーストラリア、ブラジル、EU代表してスペインも支持の発言。アルゼンチン、クロアチアの発言のあと、日本がアジアなどにも発言させろと議長に要求。キューバは、ヒレだけではなく、他のきちんと使っていると。モナコは附属書Ⅱにすることを支持。

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中国発言。混獲の問題も指摘、これまた長い!発言の長さだけでどれだけこの問題に関心あるのか感じますね。中国10分以上は話してたと思う。カタール、コロンビア提案に支持。FAOが個体数が減少しているが、海域にもよる。まだ証拠としては不十分。 混獲の問題も言及。IUCNはハンマーヘッドシャークは絶滅危惧種であることを強調。

リビア代表団が秘密投票するなといい始める。議題になったのは、二種取り除かれたので、アカシュモクザメ、ヒラシュモクザメ、シロシュモクザの三種。賛成35.反対45.棄権14で否決されました。この二種というのは、類似種であげたが、識別になるようになるので取り除こうという話。委員会で否決されたが、本会議で3分の1の賛成があれば、再度本会議で明日以降投票になります。

となりのサメにも関わる産業界の人、昨日レストランでフカヒレ食べたらしい。

次に、Oceanic Whitetip Shark 和名、ヨゴレを附属書Ⅱにするか話し合われています。今回は、日本が秘密投票を希望。今回リビアは秘密投票に反対!結果、賛成75.反対41.棄権16で委員会で否決。

午後は、ネズミザメとアブラツノザメが附属書Ⅱになるのか話し合われます。まずはネズミザメについて。EU代表して、スペインが提案内容を読み上げます。アルゼンチン、ニュージーランドが発言。

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投票は30秒間。機械不具合でざわついてます!ワシントン条約の投票機械、なんか確かにちゃちい。カタール政府、ご飯を食べきれないほど用意せず機械にお金を!

ネズミザメの附属書Ⅱにする提案に対して賛成86 反対42で可決されました!大きな拍手が起きる。

最後の動物種、アブラツノザメの附属書Ⅱへの提案がEUを代表してスペインが読み上げています。今回議論される全てのサメは、パラオも提案国になってます。

サメに限れば、前回まででウバザメ、ホホジロザメ、ジンベイザメがワシントン条約附属書Ⅱになっています。ワシントン条約附属書Ⅰには、ウミチョウザメ、バルチックチョウザメ、シーラカンスが掲載されています。

アブラヅノザメの提案について、賛成60反対67棄権11で否決されました。会場からどよめきがもれる。

サメの種類によって、投票結果がこうも違うというのは、種によって背後に抱える問題が異なるからです。ネズミサメの場合でも今度のICCATで捕獲しないように決定されることがほぼ確実でそれ動きをうけてのことのようです。

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大西洋クロマグロもそうでしたが、今後は海洋生物がワシントン条約会議で話し合われる議題が多くなるのではと感じています。利用業界じゃない日本の団体はJWCSだけです。保護と利用をしっかりと考えながら、JWCSも海洋生物について取り組んでいきたいと思います。

明日はいよいよ本会議!何か起きるか!?

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2010年3月23日 (火)

歴史長い象牙取引問題、ワシントン条約COP15

ワシントン条約会議も終盤8日目を迎えました。議題はクロマグロだけではありません。

今日のワシントン条約会議はアフリカゾウ一色!タンザニアとザンビアは自国の個体群を附属書Ⅱへダウンリストと在庫象牙輸出を求める一方、ケニアなどが象牙取引20年間凍結のモラトリアムを提案。日本は象牙購入国。どんな議論になるか?

まずは、タンザニアが提案を読み上げます。結構熱が入ってアツい!!
と思ったら、いきなり「投票」になるような話でわけが分からず。。。

まず、タンザニアがオリジナルの提案から、ダウンリストの問題と一度限りの取引の二つに分けて議論することをその場で修正提案。
それについて、タンザニア案の第一回の投票が行われました。
分けて議論することに対して、タンザニアの提案に対して賛成76反対37棄権14、よってタンザニア修正案が通過。分けて投票されることに。

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そこで、ダウンリストについての議論に入る。日本が発言。個体数が増加していることと保全に力をいれることと言おうとしたら要点を!といってマイク切られる。ケニアの挟み込むがまたマイク切られる。今の議題のタンザニアに限ると議長に言われる。タンザニア個体数が増加していることと一度限りの取引がゾウの保全管理に使われ、日本にはしっかりした管理体制があることを主張。

第一委員会の議長は南アの人。発言を要求しても誰が発言するか決めるのかは議長。議長は常設委員会を通じて事務局が決める。背後にはUNEPが力をもっているようです。

ようやく反対の国が発言できるようになった。リベリア、インド、コンゴが一度限りの取引に反対を示す。まず提案内容を分けてから一度限りの是非を後で議論するというタンザニアの戦略を南アが裏で支えているようです。

今からタンザニアの個体群のダウンリストの投票開始。午前は、タンザニアの提案に賛成47,反対45で3分の2を取れずに棄却されました。

その後、一度限りの取引について投票が!棄却されたのになぜ?ダウンリストされない限り一度限りの取引なんてできないのに・・・手続き上の議長の裁量らしい。いぜれにせよ、タンザニアの提案は否決。終わると同時に、アフリカの取引反対国からは喜びの拍手が。

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ランチで日本政府はがっかりしてましたよ。

午後の委員会始まりました。今度は、ザンビアが自国のアフリカゾウ個体群を附属書Ⅱにダウンリストする提案を読み上げています。ザンビア政府は、子供がゾウに襲われるという地域住民との軋轢の問題も訴えています。ウガンダからCOP14で決めた9年間のモラトリアムはそのときの附属書Ⅱの個体群だけで、これからダウンリストされるものは含まれないことを指摘し、ザンビアも支持。事務局からも決定事項の確認の発言があり、議論続行。

米国と日本が発言。個体数も回復しザンビアの管理もできているという理由で、ザンビアの修正案に賛成。EU代表してスペインも、専門委員会の示すように個体数が増えているとして提案に賛成。南アフリカはもちろん支持。

一方、ケニアは人間とゾウの軋轢はダウンリストとは関係ないと言及。密猟なども増加を懸念してます。

ザンビアのダウンリストの提案に対しての投票結果は、賛成55反対56棄権40で否決。

個人的には、象牙についてCITESでクロマグロにくらべものにならないくらいの気迫を感じてます。

会議終わっても象牙業界関係者は、席で打合わせ。今日の否決を受けてか??象牙ロビーは、うまくいかず。隣のまぐろ、かつお協会は明日のサメに備えてなにやら綿密に相談している感じですかね。

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夜は、JWCSが長年お世話になっているケニアの国立公園の発展に偉大な貢献をしたオリンド博士と夕食。彼は、ワシントン条約ができる前から象牙の問題に関わり、全部のCITESに参加したと言っても過言でもないエキスパートです。アフリカゾウの保全ネットワークを取り仕切るパトリシアさんにもいろいろ今日起きたことについて教えて頂きました。

午前中、突然の修正案に驚いたり、その場で何が起きるか分からないことだらけでした。象牙問題はご存知のように歴史の長い問題です。 当初に比べると保全を目的としていた条約も商業利用傾向になりつつある。この鍵を握るのは、議長であることを今日は特に感じました。

無事に象牙問題が終わり、オリンド博士は今夜ナイロビに帰国されました。英語ですが、日本の皆様へのビデオレターを頂きましたのでご覧下さい。

明日はサメです。どんな議論になるのでしょうか!?

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2010年3月22日 (月)

ペットで人気のイグアナ・イモリ・カエルとアカサンゴ

ワシントン条約会議も休みがあけて、再開!7日目を迎えました。カタールでは金曜と土曜がお休み。日曜から仕事ってちょっと不思議な感じです。

さて、委員会は現地時間11時から。その前に地域委員会があり、アジア地域委員会に参加。アジア会議では動物委員会でどこが担当になるかなど事務的なことを決めていたようです。会議場は、エアコン効きすぎて、寒い!

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第一委員会開始。今、グアテマラからグアテマラスパイニーテイルドイグアナを附属書Ⅱにする提案がされています。国内で肉や卵の違法取引、欧米でのペット需要が脅威になっています。コスタリカ、エジプト、中国、米国、ブラジル、欧州代表してスペインがグアテマライグアナを附属書Ⅱにすることに賛成の発言。コンセンサスとれたとして投票はなし。

次は、ベイカーズスパイニーテイルイグアナについてホンジュラスが附属書Ⅱにするよう提案内容を読み上げています。南米のイグアナは欧米でペット需要が高いんですね。ホンジュラスはイグアナ3種を附属書Ⅱに提案。

ホンジュラス提案にグアテマラ、タンザニア、コスタリカ、エジプト、欧州代表としてスペインが次々と支持の発言。

ゾウの保存と象牙売買の会議に参加してます。象牙の大きさからオス、年齢の高いメスが狙われているという。DNA調査から密猟されるゾウの生息地を割り出せる。それにより犯罪組織もどこで動いているかわかる。科学のチカラ!ワシントン条約で合法的に輸出が認められると密猟が増加するという関係を研究者が示している。個体数が回復したというが、何年を基準にするか、その数字が正確か、これにより「回復」といえるかを大きく左右する。科学的データが国際取決に与える影響を実感。 日本人がマグロを始め漁業資源に敏感なように、この会議に参加してゾウにめぐるアフリカ諸国の利害関係を肌で感じます。アフリカ諸国の人、かなりあつくなって議論してます。やはり最近日本に中国経由で違法で入って来ているゾウからできる薬はオス、メスの性器だけを切り取って作られているものが含まれているようです。

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DNA調査で有名なWasser博士、MIKEに関わるダグラスハミルトン氏などと名刺交換し、質問などしていたらお昼食べる暇なく、午後の委員会が始まりました!ワシントン条約には、東京象牙美術工芸協同組合の方々も、初日から多数参加されています。利用推進、保全推進双方の意見に冷静に注目していくべし。

ホンジュラスとメキシコからアマガエル附属書Ⅱへの提案について。欧米へのペット需要が脅威に!タンザニア、グアテマラ、米国、南アフリカ、アイスランド、スーダンなどが提案を支持。

次はイランからのカイザーツエイモリを附属書Ⅰに提案内容がはなされています。日本でもネットで売られていますが、絶滅危惧種!日本を名指し!オーストラリア、カタール、米国、パキスタン次々に支持。

日本も発言、支持!EU代表してスペインも支持。今日は、ペット取引種が目立ちますね。採択。パラパラと拍手。

突然、Le Mondeの取材依頼が入り、席をはずす。戻ると、アカサンゴはじまってました。Le Monde取材内容は、日本政府の立場、マグロのロビー活動の方法。日本は基本的に提案に反対だから環境国でないのか、一般市民の反応は?サメなどの関心は?リビアについて何か?等など。

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アカサンゴは意見が割れ、投票に。米国のアカサンゴ附属書Ⅱへの提案。賛成64反対59棄権10. 提案否決されました。パラパラと拍手がなる。イタリア、日本は世界的なアカサンゴ産地です。サンゴの利用先進国、日本はもちろん反対。 投票国の3分の2以上の賛成で採決。したがって賛成が多いように見えても否決である。

サメは明後日、象牙は明日です。会議終わりました。時間どおり終わるのは通訳の契約の問題があるようですよ。結構高額のようです。英語、フランス語、スペイン語、アラビア語。

明日はワシントン条約の代名詞とも言うべき「象牙」問題!引き続き頑張ります。

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2010年3月19日 (金)

ワシントン条約、クロマグロの否決の詳細

ワシントン条約会議も6日目を迎えました。

第1委員会ではご存知のように大きなトピックがありました。

これはなかなか日本で報道されていないのですが、午前、ホッキョクグマの商業取引についてです。カナダでは合法的に狩猟が認められています。イヌイットの人もそれで生計を立てている人も少なくないということ。

それに対して米国がホッキョクグマを附属書Ⅰにあげるように提案。今日の午前までクロマグロの「ク」の字のも感じられないくらいホッキョククマは大きな問題で、SSN(種の保存ネットワーク)でもロビー活動を熱心にしていました。

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米国の提案内容発表の後、カナダがまずは反論。カナダ政府に続き、イヌイットの方も発言。世代で受け継がれてきている伝統を強調。問題は温暖化であり、ワシントン条約会議で話すことではないという論調。

ルワンダ、エジプト、続いてスペインが予防原則に触れながら米国のホッキョクグマ提案に賛成発言。
デンマークがアイスランドの発言を促す。温暖化の問題であり、ホッキョクグマ狩猟者をはじめ適正な管理ができていることを主張。イエメンは過剰狩猟を指摘。
次に、NGOの発言にうつる。Defender of wildlife 保護団体は狩猟のインパクトを強調。産業団体は、イヌイットにとって狩猟が重要であることと適切な管理ができていることを強調。

いよいよ投票です。

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委員会での結果。米国の提案に対して賛成48.反対62.棄権11でホッキョクグマの米国提案棄却。投票時間は一分もない。

次の議題は。マリアナマガモ。
絶滅したということでどこからも異議なく附属書1から削除。5分もかからず!ずいぶんあっけなかったですね。

第一委員会は南米のモレットクロコダイルについて。メキシコは個体数が安定したとして附属書Ⅱへダウンリストを主張。グアテマラは絶滅危惧種であり、密猟が多いとして反対。
EU代表スペイン、中国、米国はメキシコ支持。

話し合いにより妥協できそうだったので投票はしないようです。

次は、エジプトがナイルクロコダイルについて。エジプトは自国の個体群ダウンリストを提案。ナイルクロコダイルについて日本政府発言。個体数も増加しており、ダウンリストに賛成。エジプトの経済効果なども鑑みて持続的利用を支持。

投票を行った結果、3分の2の支持を得られなかったので、棄却されました。

お昼は、WWFとトラフィックによるクロマグロの映画上映会があったのです。参加者はほぼ欧米の方ばかりでした。
午後にクロマグロがあることを狙ってですね・・・

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いよいよ午後の委員会開始。クロマグロの議論がはじまります。まずは提案国モナコが提案内容を説明。
まずは、スペインが発言。EUとして、資源枯渇状況を見て、モナコを支持。 カナダも支持。ICCATでも引き続き資源管理をすると同時にワシントン条約の必要性も訴える。チリが発言。

やっと日本が発言。日本は今まで資源管理をしてきたのに皮肉である。ICCATで議論すべきでワシントン条約でやるべきではない。クロマグロの資源は十分あり、絶滅危惧種ではないし、附属書1の基準を満たさない。 クロマグロを認めれば他のマグロの門戸を開くことになる。漁業開発途上国も輸出できなくなるのも経済的に困るだろう。申し訳ないが、不公平だ。ICCATで十分であり、どんな附属書でもどんな条件も受け入れられないことをかなり熱が入って主張していた。日本からもう一人。リストの掲載は今後に影響を与えるから今は適切ではない。一度掲載されると取消やダウンリストが難しい。と説明。

海洋資源に依存しているとしてモナコの提案にグレナダも反対。韓国もICCATですべきだと主張。セネガルも大西洋な国として海の資源に依存しており同調、リスト掲載に反対。
一方、ケニアはモナコの提案に賛成。ICCATとワシントン条約で資源回復すべきと主張。米国もモナコを強く支持。

議長からICCATとFAOがそれぞれ発言を求められる。

漁業は経済問題であり、クロマグロは移動性のため専門的に管理機関に任せべきと発言するのはモロッコ。ナミビアも漁業資源管理はICCATでの管理を望む。 ノルウェーが終わって、NGOに発言の番がまわる。

WWFはもちろんモナコに賛成。WWFの間、JWCSの隣に座る日本かつおまぐろ漁業協同組合の人がスクリーンに映し出される。こんな作為的なことは初めてだったのですが、映像担当はどこが!?

この後から一気にヒートアップ!

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リビアがかなりあつくエビデンスがないとモナコを激しく批判しはじめる。話も長く、ペーパーを持ちながらぶんぶん身振り手振りであつくなる。英語通訳者も息があがって、通訳者自体クスクスした場面があった。。英語の通訳になまっていたのと、JWCSおなじみのオリンド博士がこの状況に驚いてJWCSの席まで来てくださったため、リビアがどんな主張をしていたすべてはききとれなかったのですが、もうあれはパフォーマンスに近いような感じ。ちょっと会場ハプニング状態!リビアが立ちはじめて、マイク切られ、会場ざわつく。かなり熱入ってます。 マイクを切られても立ち上がり発言権を求める。。

この時点で2時間が経過。

まとまり切れない空気になり、議長が議論を中止するか、継続するか投票にすることになった。中止を求めたのは73。継続希望は43で、もうこれ以上議論せずに投票するということになった。

その後、まず欧州の修正案が通過したので、モナコの提案の投票に移る。賛成20、反対68、棄権30でモナコ案が否決された。最後の30分でバタバタと決まった感じ。

取り合えず議長が「閉会」と言う前に、もう会場の皆は終わったという感じ。あまりに長がったこともあるのか、投票結果が発表された瞬間歓声があがる。主に日本の報道陣と現地の報道陣が日本政府を囲んでバタバタになる。議論関係なく、最後は勢いで終った感じでみんな関係者は豆鉄砲を食らった感じの空気と行った方がちかいですね。。

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水産庁が一番驚いているのかもしれませんが・・・

明日、あさっては会議がお休みの日です。
ただあさってにカタール政府のレセプションがあるのでご報告します。

twitterでフォローしてくださった皆様、ありがとうございました。

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2010年3月18日 (木)

いよいよ明日18日午後から大西洋クロマグロ

ワシントン条約会議も5日目を迎えました。
すこしずつ動きもあわただしくなってきた感じです。

親密そうな立ち話姿もあちこちで。マグロや象牙などヘビーな議題が近づくにつれ、根まわしもさらに活発化。地球環境保全も外交カード。

午前、第一委員会では、定期的な附属書の見直し、附属書Ⅰ・Ⅱの掲載基準や修正提案の後、10種の植物について議論。

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一方、第二委員会の方では、今までのワシントン条約で行なわれた決定の見直しについてなど。

鯨類の条項、Decision14.81についてブラジルが話が長くて議長にマイクを強制終了される一幕も。
中国、ノルウェー、アイスランドが提案に賛成し発言した「国際捕鯨委員会のモラトリアムの間はいかなる鯨類についてワシントン条約でレビューすべきでない」という提案を取り消さないことが決定。第二委員会では今回はじめての投票。

会場ロビーでは、日本のメディアが盛んにアフリカ諸国へ取材中。国の数が多いので、アフリカ地域各国が、マグロや象牙でどう動くのか?重要ポイント!?おそらく、その票読み取材かなと思われます。

午前の最後にSSN(種の保存ネットワーク)はホッキョクグマの附属書Ⅰへ掲載するためのロビー活動最後の詰め。

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ランチ後、サイドイベントに参加。野生生物犯罪に関する法執行支援のため、ワシントン条約事務局・インターポール・国連・世界銀行・税関が連合でプロジェクト展開中。

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午後の第一委員会は、午前に引き続き8種の植物種について。この中にはアロマオイルとして人気の高いブラジリアン・ローズウッドも含まれていました。

第二委員会のほうは、特に大きな動きもなく、午前に比べると出席者もまばらな感じです。法令順守や国内施行強化、海からの導入。
公海上では、海面からあがったと同時に「貿易」になるそうなんです。
たとえば、大西洋クロマグロが附属書Ⅰになれば、日本漁船ですら公海上で漁業ができなくなるとのこと。重要な問題ですね。

夕方は海洋関係の保護団体が主催のサメに関するレセプションがありました。サメの保護について、気持ちを込めて保護を訴えていた講演でしたね。このレセプションは、ガーデンラグーンというプールサイドで行われていて、スクリーンに映し出された海のサメのスライドショーが夜空の下で印象的でした。演出がうまいな。

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現地時間の明日の午後はいよいよ大西洋クロマグロについて議論がされます。かつお・まぐろ協会漁業協同組合の方お二人とも名刺交換していろいろ現状を教えて頂きました。実はクロマグロがワシントン条約で議論されるのは1992年の京都会議以降、3回目ということで、漁業者の方からしたら生活がかかっている分最後まで力が抜けない!とのこと。

水産庁の方を中心にして、日本メディアが日本政府団の様子を撮影していました。クロマグロについて日本は無記名投票を希望するみたいです。票固めも追い込みに入った政府団の絵、というところでしょうか。

現地時間明日の午後、日本時間では夕方8時ごろから議論が始まります。
twitterやブログでも速報をお知らせいたします。
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2010年3月17日 (水)

名刺が足りない・・・!

SSN朝イチ会議に参加。

午前は第一委員会、昨日の続きで、生物種名について。サボテンやマホガニーの取引についての議論がされました。ほぼ原案通りに了承されました。サイガアンテロープについて。サイガは中央アジアに棲むガゼルの一種で国境をわたり移動する動物で角が漢方薬に使われています。
現在、サイガプロジェクトが進行中で生息国が保全に努めることと消費国も協力体制をとる。中国は漢方薬の使用の管理について努めており、このプロジェクトに注力していることを強調。

第二委員会は事務局の戦略や能力向上について。

とにかく、一人でも多くの方と挨拶をして名刺交換。ニュージーランド政府代表団(2名)とも名刺交換し、捕鯨についても少しお話伺いしました。

お昼に行われたCMS(「移動性の野生動物種の保護に関する条約」「ボン条約」としても知られています)とワシントン条約との協力関係について説明がありました。例えば、サメ、ゾウ、サイガ、ゴリラなど。
基本的概要の説明でしたね。。。
ちなみに「移動性」とは国境をまたいで移動する動物のことです。

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午後の第一委員会はヘビの取引と保全管理、サメとエイの保全と管理について議論。サメとエイを20の分類群にわけてそれぞれごとに情報を把握しておくことが議論された。それについて日本政府の賛成。投票の結果承認された。

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第二委員会では、今までの採決の履行状況の確認がありました。象牙などの評価体制が従来通り条約事務局なのか、常設委員会に変えるべきなのか議論されていた。いろんな国々が細かい修正を提案し、特に、ハンテングトロフィ(角、骨、毛、頭、皮、歯、牙など)の定義に一時間以上も時間がかかりました。予定されていた5つの議題が明日に持ち越し。

夕方は、世界銀行もスポンサーとなっているGTI(グローバルタイガーイニシアティブ)の紹介があり、ちょっとしたレセプションがありました。たいていサイドイベントにはレセプションがついていて、今回はかわいいトラのバックで資料を配布したり、イスラム圏なのにお酒まで出ていました。
GTIはトラの生息国13カ国全てが参加しているプロジェクトです。

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ここでカタール大学で山口誠之さんにお会いしました。生物学を教えることの難しさやイスラム圏の生活文化の違いなどについて楽しいお話を伺いました。
山口さんは、ライオンの研究者で、かつてJWCSでも講演していただいたことがあります。偶然カタール大学におられて再会を果たしました!山口さんのご紹介でWWFinternational やトラフィックinternationalの方とも名刺交換ができました。

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こちらはWorld Trust India(WTI)のレベックさん。JWCSでは長くお付き合いさせていただいております。

夜は、五つ星フォーシーズンズにて宝石珊瑚保護育成協議会がホストを努めるレセプションにお邪魔しました。ぱっとみたところ70人近くが参加したようです。

到着してから一日に何十人の方と名刺を交換したでしょうか。いろんな立場の人のお話を聞いて土台を築きつつ、JWCSとして4月2日の報告会でも詳しくお伝えできればと思っています。

明日17日は、マグロについて議論されるのではないかと日本で報道されているようですが、はたしてどうでしょうか!?
ブログ、twitterをお楽しみに☆

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2010年3月16日 (火)

ホッキョクグマからみるワシントン条約の動き

ワシントン条約会議3日目。
まずは8時からSSN(種の保存ネットワーク)の朝イチ会議。

今日は、お昼の両生類サイドイベントに備えてイランの代表団と名刺交換。ペットとしてカイザーツエイモリが日本に輸入されています。

イラン政府から頂いた資料をSSNに情報提供。

会議場には、10団体ほどブースを出していて一つ一つまわりました。資料をもらったり、名刺交換したり・・・

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特に印象的だったのは、宝石サンゴといわれるアカサンゴについて。
主な産業国はイタリアや日本など。伝統的な資源利用について教えて頂きました。

午前の第一委員会では、他も条約や国際組織との連携、他条約で使われている生物名との整合性、事務局や委員会の体制強化について議論。

同時平行で行われている第二委員会では、ワシントン条約の予算について。

お昼は、両生類サイドイベントが5つ星ホテル、フォーシーズンズで。50人ほどが参加。アカメアマガエルとイランから提案されているカイザーツエイモリについて提案国代表団からプレゼンテーションがありました。

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やっぱり食事って大事。おいしいものを提供しながら聞くお話は耳に入ってきますよね。

午後の第一委員会では、南米の植物7種に関する違法取り締まり管理能力、野生由来で人工飼育された生物の国際取引、生物種命について。

第二委員会では戦略方針の実行、科学委員会の報告、締約国間協力と多国間対策の促進、貧困層の生活について議論。

日本政府関係者などもぞくぞく到着しています。

理事、事務局長、職員それぞれ3名が手分けして名刺交換や本会議の参加など忙しくなってきています。

夕方は結構大きなサイドイベントが二つ。
一つはカナダ政府が主催でホッキョクグマの狩猟で生計を立てているイヌイットの方の講演。持続可能な利用について考えさせられました。

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これもデザートまでついたおいしいビュッフェだけでなく、プレゼンテーションビデオをホッキョクグマの形をしたかわいいUSBにして配布。

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このイベントの前にはホッキョクグマを附属書Ⅰ(取引禁止)を提案した米国がNGO向け説明会があったのですが、キャンセル。

同時に、JWCSがメンバーになっているSSNのレセプションがありました。普通、イスラム圏でお酒は飲めないのですが、今日はワインが出されていました。参加者は100人は越えていたのではないでしょうか。
ちなみにSSNはホッキョクグマの附属書Ⅰには賛成しています。

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現場では、まだマグロについてさほど大きな動きは感じられず、ホッキョクグマの印象が強い一日でした。

どうしたら票を動かせるのかということを現地で来なければ分からないことを実感しています。二次情報ではなく、利用者の方にも直接お話を聞けるという意味で会議に参加することは重要です。それを一人でも多くの方と共有できるように情報発信していくのがJWCSの役割だと思い、明日も頑張ります!

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ぜひ何かコメントなどありましたらお気軽にお願いします☆

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