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2017年12月 5日 (火)

ウナギ属の調査の議題で発言を求めましたが…

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常設委員会4日目(11月30日)は、昨年の第17回締約国会議で決定した、ウナギ属の調査についての議題が予定されていました。

会議文書では、ワシントン条約附属書Ⅱのヨーロッパウナギだけでなく、そのほかのウナギも調査するため、コンサルタントに依頼をした経緯の報告と次の常設委員会までの作業グループの設置の提案、そしてヨーロッパウナギの密輸の報告がありました。
JWCSは、東アジアに分布する二ホンウナギの資源管理が不十分で違法漁業が報道されていることなどを研究者とグリンピースジャパン、日本自然保護協会の協力を得て資料を作成しました。資料は日本語、英語、フランス語、スペイン語で作りました。
この印刷物は会議初日から会議場の資料コーナーに置き、関係者に二ホンウナギの調査が重要であることをアピールしていました。
この資料のデザインは、JWCSの会報を担当しているデザイナーさんです。目を引くイラストは国際会議の速報をインターネットで配信している、The International Institute for Sustainable Development (IISD)のEarth Negotiations Bulletin (ENB)に掲載されました。

他のNGOもウナギについての発言の予定がなく、二ホンウナギの状況はあまり注目されていないと感じたため、調査に力を入れてほしいと会議で発言するため、朝から準備をしていました。このJWCSで用意した意見には、Species Survival Network, the Animal Welfare Institute, Humane Society International, the Center for Biological Diversity が賛同してくれました。

会議終了予定時間は午後6時、ウナギの議題が始まったのは午後5時過ぎでした。翌日で会議は終わりですが、議事は初日に大幅に遅れ、今日の会議でだいぶ追いついてきたところでした。

ウナギについての二つの議題を事務局が報告し、EUと中国から違法取引に協力して対処していこうという発言があった後、締約国以外のオブザーバーからの意見が求められました。JWCSはネームプレートを挙げて発言を求めましたが、IUCNの発言だけで締め切られ
てしまいました。

次のローズウッドの議題は、附属書掲載種以外で木材として利用されている種の研究を提案するものでしたが、どのオブザーバーも発言の機会が与えられず、会場から不満の声が漏れていました。

会議終了後、賛同してくれた団体にあいさつに行くと「よくあることだよ」「また次があるよ」と声を掛けられました。それぞれ活動対象やフィールドの異なる団体が、関連する議題ごとに集まって情報を出し合い、議論し、協力できることはNGOの強みだと思います。
鈴木希理恵 JWCS

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