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2016年12月28日 (水)

CBD COP13印象記

生物多様性条約第13回締約国会議(CBD-COP13)は、前回の平昌(韓国)と違い、暖かいカンクン(メキシコ)で12月4日~17日(ハイレベルセグメントは12月2、3日開催)に開催されました。
今回は、生物多様性条約、カルタヘナ議定書、名古屋議定書の会議が期間中に開催されていました。私は12月12日~17日まで参加してきました。

Cbdcop13

会議に参加した時には、ワーキンググループ2では侵略的外来種、第8条j項、EBSA(生態学的、生物学的に重要な海域)、合成生物学の議題が行われていました。
CBDでは、会議の他にも展示やサイドベントが行われております。
サイドイベントは午前と午後の会議の合間、午後の会議後にサイドイベントが同時並行的に10前後行われています。また会議中に行われるイベントもあります。
CITES同様、サイドイベントの報告では地域コミュニティについての重要性が感じられました。
ただ、CITESと違うのは、CITESでは種を中心にしていますが、CBDでは特定の種の動物というわけではなく全ての生物に関わっているということです。そのため、農業に関する報告もあれば、海洋に関する報告もあります。
「持続可能な野生生物管理における男女の役割」についてのサイドイベントでは、野生生物管理の現場には女性の参加率が上がっている事例や、livelihood(生計)の中での男女がどのように野生生物と関わる可能性があり、持続可能な野生生物利用などの報告がありました。
今回参加したサイドイベントには、野生生物管理に関連するものはあまりなく、伝統的な知識に関連する報告などは見ることができました。今回の会議がメキシコということもあり、中南米の報告なども多かったように感じました。
CITESとCBDという、一見同じ生き物に関わる条約なので、関わっている人も重なるように思いますが、実際に参加してみると、別な感じを受けました。
CITESには動物好きな人が多い印象を受けますが、CBDには自然環境好きの人が多く参加しているように思います。またCBDには、ビジネスセクターからの参加も多いように感じす。
CBDの議題の決定文書には、CITESに関わる文言が含まれていますので、今後、その文言がどのような意味を持つのかということも関心を持って、見ていく必要があるように思います。
またCBDが、ただの文書作りの場にならず、決定された文書に沿って、文書を作成した責任を持ち、各締約国が実行していくことに注目していきたいです。
高橋雄一

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