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2013年3月14日 (木)

締約国会議最終日

3月14日、会議最終日午前中はこれまで委員会で決議した議題を全体会で決議しました。インターネット中継がちっとも動かないので、会場にいるスタッフにメールで報告してもらいました。

 前回までの締約国会議で否決されていたフカヒレにされるサメが、全体会議にかけられました。今回の締約国会議の委員会で採択されたため、決定が覆るのではないかとの声がNGOにありました。
最初にヨゴレについて、日本から再討議の提案が出され、無記名投票の結果
賛成44(32.12%) 反対93 棄権4 TOTAL 141 再討議に必要な3分の1の賛成が得られず、否決されました。

シュモクザメ3種についても グレナダや中国から再討議の提案が出され、無記名投票の結果、賛成40 (29.41%) 反対96 棄権6 total 142 賛成が3分の1に満たず再討議は否決されました。

ニシネズミザメやマンタも委員会の決定で合意し、これらの種は国際取引に許可が必要な付属書Ⅱに掲載されることになりました。

 議題になったサメ・エイがいかに国際取引によって生息数を減らしているか、FAOやIUCNなど複数の機関から調査結果が示される中で、日本は説得力のあるデータや提案を示すことができないのに反対し、やっぱり賛同が得られない。「気合」だけで自分の主張(国民が合意した主張とはいえないのでは)を通そうとしているように感じました。

 ツイッターの #CITES で流れるツイートで、そんな日本がどのように見られているのか知ることができます。
 「規制でフカヒレが食べられなくなる」という危機感より、「サメを獲りつくしてしまう」という危機感を他の国の人と共有して、建設的な意見交換をするところからが、本当の国際交渉なのではないかと思いました。

次回CoP17は2016年、南アフリカです。
まとめのプレスリリース
     (鈴木希理恵 JWCS理事)

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