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2013年3月 6日 (水)

日本政府注目の無記名投票

今日の午前中の議題は無記名投票でした。
 (ドキュメント 4.2、4.3)
 今のルールでは、無記名投票にするために賛成が11票あれば実行できましたが、その要件を厳しくする提案がEU、メキシコ、チリから提案されています。3月4日の会議で1度目の議論がありました。
 
 日本は無記名投票に賛成で、理由は「どの国が投票したのかが分かると、力を持つ国やNGOからのプレッシャーを受ける」、「それでは締約国の意見が反映しにくい」というものです。
無記名投票をやりやすい今のままでいい、という考え方の国は、日本、中国、イラン、クェート、エジプト、ガーナ、南アフリカ、ギニア、フィリピン
一方、要件を厳しくする案を支持するのはメキシコ、ブラジル、USA,コロンビア、アイルランド、アルゼンチン、エクアドル、コンゴ、インド
です。
日本政府は無記名投票の規制に強く反対しています。
→ 水産庁HP
 無記名投票は前回のCOP15のときに、ヨゴレ(サメ)を附属書Ⅱにする提案で、日本は無記名投票を希望しましたが、そうなりませんでした。
今日(3月5日)の午前中は、その続きが話し合われました。発言をしたいときはマイクのボタンを押すのですが、なかなか順番が回ってこないのにいら立って国の名前が入ったプレートと机で音を出したり、声を上げる国代表もいました。
 南アフリカから合意するのに議論が足りないのでワーキンググループで話し合う提案があり、会場から拍手がありました。この後、日本からの動議で、この決定を今ただちにしたいと動議が出されました。会場は静まり返り、議長たちが話し合って議事が止まりました。
 何度も議事が止まりながらも、結局、南アフリカがイニシアチブをとるワーキンググル―プをつくることになり、明日(3月6日)の朝までに結論を出すことになりました。
 ワーキンググループは会議場で意見が対立した国々と、その場で参加を希望した国の代表が参加できます。
南アフリカ、日本、メキシコ、グレナダ、フィリピン、カナダ、コロンビア、アイスランド、ニュージーランド、ザンビア、スイス、ノルウェイ、イラン、クエート、エジプト、チュニジア、ブラジル、ジンバブエ、アルゼンチン、バーレーン、エルサルバドル、イタリア、シンガポール、リベリア、ボツワナ、ウガンダ、ナミビア、ロシア、USA、韓国、UK
そして11票が集まれば無記名投票にできる現状のままなのか、賛成過半数にするのか、2/3の賛成票が必要なのか、も決められます。
→ 会議のネット中継
           (鈴木希理恵 JWCS理事)

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