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2012年10月16日 (火)

里山イニシアチブは注目されているけれど

インド・ハイデラバードでの生物多様性締約国会議COP11も9日目です。

議題の文書を検討する作業部会や本会議の合間に、国や団体が活動を報告する、サイドイベントがいくつも同時にあります。参加者はどこでも参加できます。

サイドイベントはたいてい参加者が20-30人程度で仲間内が多い感じです。でも11日の日本政府と国連大学が開催した里山イニシアチブに関するイベントは、会場が大入り満員で立ち見がでました。
Satoyama
名古屋でのCOP10で里山イニシアチブが提案されたとき、作業部会で締約国からは「それがどんなプロジェクトにつながるのかわからない」などの発言がありました。
それから2年たち、COP11での持続可能な発展の議題では、「里山イニシアチブは役に立つ」とアルゼンチン、ネパール、ガーナ、タイなどが発言していました。
 しかし人間がくらしながら生物多様性を保全する里山イニシアチブが成功するには、その地域の自然、人々のくらしをよくよく考えて計画を立てる必要があります。
サイドイベントでは、さまざまな生物多様性保全の成功事例が報告されます。
でもそれを国の政策や国際支援として、いわゆる「上から目線」で取り入れたら、それは里山イニシアチブのめざすものとは違うのではないでしょうか。
「どうすることが生物多様性を守ることになるのか」は常にどのプロジェクトにもかかわるテーマですが、そのものが注目されることはあまりありません。その地域の自然や人々のくらしをとことん知るところから「里山イニシアチブ」に取り組んでほしいと思いました。
写真は里山イニシアチブのサイドイベント
(JWCS理事 鈴木希理恵)

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