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2010年10月26日 (火)

2020年までの戦略計画、難航

 25日月曜日朝、2010年以降の目標を決める新戦略(議題4.2)について、週末の交渉の結果が作業部会2で報告されました。進展は見られたものの、目標No.5、No.11の合意は難しいとの報告でした。

 目標No.5は「2020年までに[森林を含む]自然生息地の損失及び劣化の速度や、それらの生息地の分断が[少なくとも半減する][ゼロに近づく]」です。
事前会議で決まらなかった[]の中の言葉や数値について議論されています。

 多くの野生生物にとって絶滅の危機の最大の原因は生息地の損失です。今すぐ経済発展をしたい国の譲歩を引き出し、取り返しのつかない生物多様性の崩壊を食い止める交渉が望まれます。

 目標No.11は「2020年までに、少なくとも陸域及び内陸水域の[15%][20%]、また沿岸域・海域の[X%]、とくに生物多様性と生態系サービスにつく別に重要な地域が、包括的で、かつ生態学的に代表的なよく連結されたシステムにより、効果的に管理された保護地域その他の手段を通じて保全され、また、より広域の陸上景観または海洋景観に統合される」です。

 海は陸に比べ保護区が少なく、過剰漁業の問題があり、保護の必要性が訴えられています。COP10のサイドイベントでも海や海洋生物をテーマにしたものがいくつもありました。グリンピースは「まずは保護区を海域の20%、長期目標は40%」ともっとも保護に意欲的な目標を掲げています.。

 JWCSも消費と絶滅を考える動画シリーズの中で、サメの生態を考慮しない漁業による絶滅の危機を作成し、展示ブースでアピールしています。( http://www.youtube.com/watch?v=byODGxPq4q8 )

 25日午後2時からのイランとノルウェイが議長を努めるコンタクトグループの様子を見に行きました。目標N0.20の「2020年までに条約の実施のための(人的及び資金的)能力が[10倍]に増大する」の議論を始めたものの、すぐ「続きは次の会合で」となり、夜に持ち越されました。

 27日水曜日から閣僚級の会合がはじまります。それまでに各国が合意した文章ができあがるのか、少しでも生物多様性の保全に意欲的な内容になるのか、案じられます。

                                         JWCS 鈴木希理恵

参照:http://www.iucn.jp/news/pdf/IUCN%20Position%20CBD%20Strategic%20Plan%20JAP.pdf

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