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2010年3月14日 (日)

ワシントン条約(CITES)COP15開幕

いよいよ現地時間15時にオープニングセレモニーが開始。始まる前に立場は違うけれど、同じ日本から参加するものとして大日本水産会、全国近海かつお・まぐろ漁業協会、東京象牙美術工芸協同組合(4名)東日本べっ甲事業協同組合、(2名)の方々と名刺交換をしました。

海外に情報発信するためにも日本の現状をよく分かっている方にお話を伺うネットワーク作りも必要です。

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オープニングセレモニーでは、カタールの民族音楽とダンスが披露。会議というよりパーティーのようなはじまり。

ということで本日から25日までドーハでワシントン条約COP15が開幕!

現地の感想では、日本人だからといって「マグロ」の話を聞かれるかと思ったらそうでもありませんでした。

開会式後は、IWMC World Conservation Trustが主催のミーティングがありました。ここは、持続的に野生生物を保全しながら消費する方の立場。

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あまり具体的な戦略を議論するというわけではありませんでしたが、ホッキョクグマや象牙、マグロについてそれぞれ情報共有がされました。
はじめは30人くらいの会議室でしたが、入りきれずオープンスペースへ移動。裏を返せば、「利用」についてそれほど関心があるということですね。

例えばホッキョクグマの議論について日本ではあまり知られていません。日本はカナダから毛皮をピースで合法的に輸入しています。温暖化だけはなく、商業取引も脅威となっている!?

しかしこれについては、土着住民がそれで生計を立てていたり、WWF internationalのレポートを見ると、ワシントン条約で議論するべき問題なのかという疑問もおきます。

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明日、これについての続報があるので、要注意!!

WWF international Position Paperより引用

ホッキョクグマについて附属書Ⅰ及びⅡの掲載基準に適合しないとして附属書Ⅰへ登録に反対。このような例が認められれば、基準が明確な種や掲載へ緊急性を要する種が登録されなくなる危険性があることを指摘している。なぜなら、COP14の決議(9.24注5)で決められた生物学的基準に合致していない。主な脅威は温暖化による生息地の減少であり、取引は大きな脅威ではないとしている。1990年頃からカナダでは約300頭のホッキョクグマが、一年間に輸出されており、それは個体の2%。1990年代から科学的標本の取引や個人の所有物としては増加しているが、商業取引自体は増加していない。しかも、非持続的狩猟のカナダの個体数は非常に少ないため、附属書Ⅰに掲載しても効果が見込まれない。ワシントン条約で附属書Ⅰにするよりもカナダ政府と地域当局に国内政策にとる組むことを望んでいる。

その後は、SSN(種の保存ネットワーク)いわゆる保護派のホッキョクグマに関するミーティングに参加。政府代表団へのリストを作り、どの国が明日のホッキョクグマサイドイベントに参加してもらえるか呼びかけ担当を決めました。

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そんなこんなで一日終了。

最後に、午前に行われたSSN(種の保存ネットワーク)の戦略会議の様子をtwitterで中継したので、それを貼り付けます。

ハッシュタグ #citesをつけたつもりでしたが、お伝えすることに夢中になり半角スペースを入れ忘れて、皆様にご不便おかけいたしました。
明日以降気をつけます。

ココからは、twitter風に下からお読みください。

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今、持続可能な消費について利用側サイドの会議に参加してきました。小さな部屋に入りきれないほど50人は軽くいたかな。みんな男性ばかり。

@ikemotokeiko  オープニングセレモニー終了し、夜は2つのセミナーに参加。1つは魚類の持続可能な利用について。日本政府の方々もいらしています。利用推進と利用反対、どちらかに偏るのではなく、まずは情報をできるだけ集めたいと思う。#cites

@ikemotokeiko これから、ワシントン条約のオープニングセレモニー会場へ移動します。フォーシーズンズからシェラトンへ移動。政府間の国際条約は、会場が豪華だわ。。。 #cites

@ikemotokeiko ワシントン条約は、生物多様性にとって非常に重要な条約で、今回の会場にも生物多様性条約2010のロゴがあちこちに。7ヶ月後に愛知で開催ですね。 #cites

@ikemotokeiko 野生生物保全の理論を研究しているNPO、JWCSの理事をしており、ワシントン条約締約国会議に参加中です。今回のCOP15はカタール・ドーハで開催されています。熱い国は冷房が効きすぎて寒いよ・・・・・。 #cites
   
 

最後に各地域のコーディネータの紹介。オセアニア、欧州、中南米、北米、アフリカ。アジアからはインドのNGOが担当に。ちょっと日本NGOがんばらなくちゃ・・・ #cites

今回の会議では第1委員会と第2委員会に分かれて議論が行われるようだが、このようなことはなかったとの話。同時進行することについてみんなでうまく何が話し合われているか共有しあおうという相談をしています。 #cites

@ikemotokeiko 論点整理、感情的な議論や、ある種の文化を排除するような議論から、科学的見解をすくいだすことは日本のNGOがやらねばならないことでしょう。ワシントン条約に集っている世界のNGOの意見をきくと、それは可能だと思う。変な煽りをしないようマスコミにもしっかり情報提供したい。 #cites
   
ワシントン条約の話の中で日本が関わらない種を探す方が難しい。 #cites

   昨日水産庁の方と名刺交換した印象は熱心な方もいた。自分の意見など関係なく国の立場で参加しなければならないのだからそれもまたツライですよね。

今ハッシュタグの前に全角スペースになっていました。 SSN(種の保存ネットワーク)戦略会議流れに興味ある人は#cites で検索お願いします。打つことに集中しすぎました。反省・・・すみません。

@ikemotokeiko    ワシントン条約、NGOの戦略会議に出席中。ほとんどの商業取引に必ずかかわっている日本。JWCSは日本の状況をきちんと世界に伝え、憶測で感情的にならないように、CITESの精神に基づき、科学的に議論するベースをつくることが一つの大きな役目であると実感しています。 #cites

@ikemotokeiko    アフリカゾウの国際取引再開を提案しているのはタンザニアとザンビア。象牙が高く売れます。買うのは日本と中国ですね。日本からは象牙の業界団体もCITESに参加し、この提案を支持するでしょう。象牙はゾウを殺してとります。この動きは非常に懸念されています。 #cites

@ikemotokeiko    続いて、サメについて。フカヒレの問題が指摘されています。これも日本は大量消費国。ヒレだけとって殺す残酷さだけに目がいきがちですが、CITESのそもそもの目的に照らし、地球環境保全上サメの乱獲をどうとらえるべきかにしっかり焦点をあてて考えなければ。 #cites

CITESワシントン条約COP15の開幕が一時間後に迫っている。現地時間15時。時差6時間マイナス。 #cites

アカサンゴも議題にあがる。宝石サンゴとして重宝され取引されている。報告者は日本の海洋生物全体について問題があることも指摘している。 #cites

もちろん。だからこそ原則禁止を訴え続けなければならないと考えています。RT  んないい加減じゃダメ。お金ほしさに殺すに決まっている。RT 象牙取引に合法的に輸出が認められれば、専門家でもその個体が自然死なのか、密猟によるものなのか識別は困難。

初めて上がる種として両生類の中でカイザーツエイモリ。イランから提案。ネット販売で欧州、米国、日本でペットとして輸入されている。 #cites

   両生類について欧州、米国、日本が主な輸入先。アカメアマガエルについて欧州は危機的状況ではないとしているが、個体数は減少している。ニカラグアなどから輸出されている。 #cites

ちなみに今つぶやいているのは、SSN(種の保存ネットワーク)内での戦略会議。どの国のどの団体がどんな情報を持っているか効果的にロビー活動ができるように情報を出し合っている。 #cites

主な生息国がメキシコのクロコダイルについて附属書ⅠからⅡにすることには反対。グアテマラの国内法で絶滅危惧種になっている。 #cites

象牙取引について原則自然死した個体から得られた象牙が対象になる。しかし、合法的に輸出が認められれば、専門家でもその個体が自然死なのか、密猟によるものなのか識別は困難。多いから間引きをしようと話ではなくなっている。 #cites

象牙についてはザンビアとタンザニアが自国の個体数を附属書Ⅱにして取引可能にしたいと主張が出ている。輸入したがっているのは、日本と中国だけ。 #cites

今は、海洋生物、特にサメやクロマグロについて。最大の懸念は日本や中国の主張とのこと #cites

ホッキョククマの個体数にしたときに一年間に何頭日本に輸入されているかなど質問したが、不明。詳細会議後に再度質問します。 #cites

次はホッキョクグマがカナダから輸出されている現状が報告されている。 #cites

午後の会議再開。まずは、ボブキャットの附属書Ⅱに下げることに反対するという立場を確認。 #cites

   

会議のホテル前のビーチ。海すきの私にはたまらない。泳ぎたい! http://twitpic.com/18a4af

 

毛皮です。RT ホッキョクグマって動物園用に??  http://tl.gd/g4v55

   

ホッキョクグマに関するサイドイベントが明日12時30分からあります。日本が世界で一番の輸入国。米国のDefenders of Wildlifeの方から直々にぜひ日本の環境団体に来て欲しいと招待されました # cites

   

毎日すこしでもいいからブログを更新すること。SSNの中の各団体がやればメディアも注目する。 #cites

   

今。ロビー活動についていろいろアドバイスを受ける。Have a Plan!What's the goal!!これが一番のポイントらしい #cites

まさにワシントン条約会議について大学の講義にしたいくらい!生々しくおもしろい! http://twitpic.com/189la9

締約国の3分の2がの賛成は反対かが必要。投票は秘密投票。

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締約国会議は第1委員会で重要な議題が話し合われる。 SSNでは初めて参加する団体にもわかるように丁寧に国際会議がどうなっているか説明中。

今、一人一人の自己紹介おわり。緊張した。。やっぱりマグロ、トラ、クジラ、サメ象牙問題に関心あり。 http://twitpic.com/189eta

ワシントン条約期間中、JWCSはSSNの一メンバーとして参加しています。小さな団体が国際的にネットワークを作ることで、大きな国際会議での存在感を示すことができます。

   

締約国会議の中で出されるもののなかで原則恒久的に拘束力のあるResolutionと次回の締約国会議まで有効なDecisionがある。

現地時間15時から始まるワシントン条約COP15に先駆けて、現在、種の保存ネットワークの戦略会議が、フォーシーズンズホテルで行われています。in ドーハ

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