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2008年12月22日 (月)

JWCSがスローロリスを事例とした密輸ペット問題のシンポジウムを開くまでの物語(5)

サルの輸入は原則禁止です

「国際取引禁止」の種以外のサル目(霊長目)全種が、ワシントン条約で「国際取引に許可が必要」になっています。しかも日本では感染予防法によって、ペットを目的としたサルの輸入は禁止されています。輸入が許可されるのは動物園や研究機関で、しかも生息していた地域が指定されています(http://www.maff.go.jp/aqs/hou/57.html#8-54)。

だからスローロリス属でなくても、サルを国内に持ち込めば違法です。

それなら種の識別なんて不要じゃないのか?いえいえワシントン条約対象種の国内での譲渡は種の保存法で規制されていますが、対象となるのは「国際取引原則禁止」の種だけです。「国際取引に許可が必要」の種は輸入する時に書類が整っていれば、売買は違法ではありません( http://www.env.go.jp/nature/yasei/leaflet_rs.html )。

だから国内でスローロリスの仲間が売買されていたとき、「スローロリス属か、そうでないか」は「種の保存法に違反するか、しないか」になるのです。

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