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2008年3月17日 (月)

裁判傍聴記-スローロリス密輸事件

2008年3月13日13時30分 

スローロリスをタイから密輸し、日本国内で販売した罪で逮捕された埼玉県の親子の裁判を傍聴しに東京地裁へ行きました。

父親はちっちゃなおっちゃんだなーという印象、息子はずいぶんとでっかいなという印象。対照的な親子。
それぞれの両側についた警察官は笑いながら親子の手錠と腰縄をはずしていて、人間味を感じました。
裁判所だし、裁判だしと思うのですが、毎日働く人間としてはやっぱり日常なのだと思いました。

最初に検事より起訴状朗読。
検事、若い!そして口が早い!
密輸の話で飛行機に乗せたロリスの説明では、ロリスは「器物」扱い。
今の日本の法律ではそうなってしまうのは仕方ないのかもしれないけど、何とかならないかなぁと感じます。

そして今回判明している買い主とその受け渡しを詳細に説明。
金額は15万円・18万円・18万円で計3頭を3名へ売買したこと。
この親子が逮捕されたのは、このうちの一人の飼い主が動物病院へ連れて行き、
獣医より「このロリスは歯が切られているから密輸された可能性が高い」といわれたのが発端。
飼い主が警察へ訴え、そして親子が逮捕された。

息子は家にいたロリスの具合が悪くなったから病院へ連れて行き、
そこで2007年9月からのワシントン条約のことを知る。
そして彼が思ったことが

「高く売れる」

買う人がいるから売る人がいる。
そして犠牲になる動物がいる。
ひしひしと感じます。

父親はタイへ月に1度出向き、平成15年より渡航の都度必ず1頭はロリスを連れて帰ってきたという話もありました。
父親は麻薬取締り違反などで前科8犯。
麻薬もロリスも同じ感覚だったのか、それとも少しはかわいいと思ったから日本に連れてきちゃったのか。

父親も息子も反論なしに素直に罪を認め、今回は閉廷。

余談ですが、
13時15分より開始の裁判の判決も傍聴できました。
執行猶予が5年の判決。
執行猶予がついた理由に「妻子がいること」と言うのを裁判長は何度もくり返しました。
「妻子がいる」それだけでもやっぱり社会的信頼度は増すのか…。
独身の私はしみじみとしてしまいました。

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