▼ NGO発行の配付資料をセットしました
◆ 5月31日の午後は、CoP14の会場であるワールド・フォーラムに行き、SSN(世界のNGOのネットワーク)の控え室に集まりました。締約国会議では毎回そうですが、いくつかの政府、国際機関、大きなNGOは会場内に控え室を設置し、そこで作業、会議、記者ブリーフィングなどを行います。
ここで、SSNが会議中に配布するもっとも基本になる資料
「SSNダイジェスト」 をセットする作業をやりました。
CoP14の議題全ての要約、論点、SSNの分析をまとめた資料です。
ひとつひとつの議題について関係NGOによる検討チームがつくられ、メールを中心に議論され、ドラフトされたもので、私もアフリカゾウ、スローロリスのほか、CITESと法執行、CITESと国際取引政策などの検討チームに入って議論に加わってきました。
膨大な時間と労力を短期集中することに改めて感銘を受けます。また、まとめ役が様々な意見をひとつのドラフトに反映していく手腕にもいつも感心させられます。
SSNダイジェストをいくつかの議題に関するさらに詳しい資料(ポジションペーパー)と一緒に束にする作業を十数人による流れ作業でやりました。このような資料が政府代表の判断に反映し、野生生物保全のためになる意思決定が行われることを願いつつ、何百もの束ができあがりました。
◆ 作業が終わった頃、日本からJWCS発行の密輸象牙に関するレポートが無事到着しました!重さ25kgの箱が4つ、運ぶのに四苦八苦していたら、他のNGOの人たちが手伝ってくれました。よく知っているイギリスの女性が箱を両手で持ち上げようとするので、「持ち上げるのはやめたほうがいい」と言ったのですが、豪快に積み上げてくれてしまいました。
(JWCS事務局長 坂元雅行)
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