« ▼ なんでも反対? 日本政府の抵抗力 | トップページ | ▼ 60トン象牙、審議状況(1) 象牙印鑑業者の届出率は? »

2007年6月 3日 (日)

▼ 60トン象牙、日本への輸出が決定しました

      

◆ 6月2日、午後2時25分からは、60トン象牙の取引解禁に関する議論が始まりました。

第12回CITES締約国会議(2002年)に、ボツワナ、ナミビア、南アフリカ共和国の在庫象牙の輸出が条件付で解禁されましたが、その条件がととのったかどうかが議論のポイントです。この条件とは次の2つです。

1. ゾウの生息域全体で実施されるゾウ密猟監視システムを開始するための初期情報(ベースラインデータ)が整うこと
2. 象牙輸出の取引相手国が適切な国内流通管理を整えること

   

◆ 議論の結果、
5年間ペンディングになっていた60トンの象牙が日本に対して輸出されることが認められてしまいました。

秋口にもボツワナ、ナミビア、南アフリカ各国で在庫象牙のオークションが行われ、早ければ年内にも日本に象牙が輸入されることになるでしょう。

       

今回の常設委員会での意思決定には大きな疑問があり、大変残念な結果ですが、この決定の失敗の審判を受けるのは決定した当事者ではなく、ゾウたちです。
そして、そのような事態を少しでも避けられるかどうかは、私たち日本の消費者がどう行動するかにかかっているといえます。

        

明日開幕するCoP14では、今回対象となっている60トンの後、新たに備蓄されたボツワナの在庫象牙を1回で輸出、その後毎年一定量以下の象牙を輸出する、という提案などが議論されます。

今回の決定が、これから象牙取引の本格的な再開にどんどん道を開いていってしまうことになるのかどうか・・・。戦いはまだ続きます。

   

◆ 議論の詳細はこちら

(1) 、(2) 、(3) 、(4) 、(5) 、(6) 、 (7)

   

(JWCS事務局長 坂元雅行)

          

|

« ▼ なんでも反対? 日本政府の抵抗力 | トップページ | ▼ 60トン象牙、審議状況(1) 象牙印鑑業者の届出率は? »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/409162/6663912

この記事へのトラックバック一覧です: ▼ 60トン象牙、日本への輸出が決定しました:

« ▼ なんでも反対? 日本政府の抵抗力 | トップページ | ▼ 60トン象牙、審議状況(1) 象牙印鑑業者の届出率は? »