« ▼ NGO戦略会議とロビー活動 | トップページ | ▼ なんでも反対? 日本政府の抵抗力 »

2007年6月 3日 (日)

▼ 会議が遅れる理由は何だ?

               

◆ 6月2日、常設委員会当日、朝7時過ぎにレストランに下りると、象牙組合の方たちがすでに食事を始めており、日本政府の顧問の方もそこに加わりました。少し挨拶をしてから、すぐ後ろのテーブルでケニアの政府代表や他のNGOの人たちと食事。早々に会議場へでかけました。

8時からアフリカの一部の国で今日の常設委員会の戦略が話し合われました。象牙取引再開に反対の国々で、取引再開を何とか食い止めたいという熱意がひしひしと伝わってきます。
そこでもケニアで活動するNGOとともに日本の象牙流通管理の問題に関するペーパーを配りました。

         

◆ 会議場に向かう途中、中国政府代表に会いました。CITES管理当局のトップで、北京でオフィスを訪問したときもお会いした方です。彼のほうから「日本の輸入相手国への指定を支持することにしました。日本が指定されたら、次は中国へも道が開かれます。私たちはお互いに協力し合うことにしました」と話しかけてきました。状況はますます厳しくなったと実感せざるを得ませんでした。

          

◆ 会議場へ入ると、9時開始の予定ですが、10時を過ぎても会議は始まりません。時間が少ないと、強硬な議事進行が正当化されやすくなります。また、発言権はオブザーバーにもありますが、時間がない場合は政府代表が優先されます。その意味で、開始時間の不明瞭な遅延はいろいろと疑念をおこさせます。

        

その間にも、NGOたちは忙しく動き回っています。この数日コンタクトをとれなかった政府代表に会って盛んに働きかけをしています。
日本の象牙流通管理問題についても、ケニアで活躍するNGOがアフリカ諸国やゾウの保全に理解を示してくれそうな国に話をしてくれています。

私もアメリカの政府代表団の団長と直接話をし、問題点を説明することができました。取引せずに占有するだけのホールタスク(全形を保った牙)は登録する義務がないことには驚いていました。ただ、短い時間でしたし、もっと早い段階で話ができればという思いが残りました。

             

◆ 会場へはNHKのテレビが入っているとのことでした。
日本政府からの示唆があってのことでしょうから、政府が今回60トン象牙の取引解禁が決まることに自信をもっていることがうかがわれます。

           

(JWCS事務局長 坂元雅行)

                      

|

« ▼ NGO戦略会議とロビー活動 | トップページ | ▼ なんでも反対? 日本政府の抵抗力 »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/409162/6646411

この記事へのトラックバック一覧です: ▼ 会議が遅れる理由は何だ?:

« ▼ NGO戦略会議とロビー活動 | トップページ | ▼ なんでも反対? 日本政府の抵抗力 »