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2007年6月 6日 (水)

▼ カリブ海のウミガメ

           

◆ カリブ海のタイマイの保全、次回の締約国会議でキューバのべっ甲取引再開提案はあるか?

    

6月5日、午後、第Ⅰ委員会で、カリブ海域のタイマイ(ウミガメの1種)の保全について議論されました。
前回の会議の決定は、カリブ海諸国に対し、混獲、違法捕獲、違法取引などからタイマイを保護するための地域戦略と国別行動計画の進捗の報告を求めています。また、「タイマイが生息するカリブ海諸国間の対話会議」を開くことになっていました。

    

しかし、報告件数は少なく、ファンドレイジングもうまくいかず、結局対話会議は開けていません。CITES事務局は、タイマイの附属書改正提案でもない限りこの問題は切り上げましょうという提案です。

    

これに対して、カリブ海諸国には、タイマイの保全を進めるためにこの決定の期限を延ばし、今度こそ対話会議もやりたいという意見が多いです。

    

このような決定がされた背景には事情ががあります。キューバがべっ甲取引の再開を求める提案をCoP10、CoP11と出してきましたが、象牙と同じように、生息国間(カリブ海域)で賛成、反対の意見が割れました。
その結果、キューバが提案を引っ込める代わりに、生息国が一丸となってタイマイの保全措置を講じていこうということになったのです。

   

今回の結論としては、新しい策を盛り込んだ決定案が起草されることになりましたが、議論の中で、将来の改正の可能性を諦めているわけではない。ただ、CoP15まで、任意に捕獲を禁止し、調査目的の捕獲のみ行う、と、キューバが宣言しました。

    

キューバの真意はよくわかりませんが、次回CoP15で取引再開提案を出すことがあるのかどうかが問題です。2000年以来のことですから、本当に提案できるかどうか疑わしいようにも思います。

    

◆ 他にもヒョウやクロサイについての議題もありましたが、聞くことはできませんでした。

     

(JWCS事務局長 坂元雅行)

   

    

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