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2007年6月 5日 (火)

▼ 野生生物犯罪モニタリングシステムとは?

    

Wems         

◆ 国連大学によるサイドイベント「WEMS(野生生物犯罪モニタリングシステム)」でコメント

     

6月4日、午前の本会議全体会セッションが終わりに近づき、国連大学のサイドイベントへ急ぎます。

違法取引などの野生生物犯罪を撲滅するために、各国の法執行当局(日本では警察と税関)が努力を続けていますが、近年は犯罪が組織化される傾向もみられるといい、問題は深刻化するばかりです。

問題を解決していくためには、国境や地域を超えた野生生物犯罪情報の交換が必要です。この問題に関心を持った国連大学は、地理情報システムを組み込んだデータベースなどを中心としたWEMS(野生生物法執行モニタリングシステム)を構想しました。
その予備研究にACAが協力しています。

    

◆ 今日のイベントのスピーカーとして、
インターポール(国際刑事警察機構)からピーター・ヤンガー氏(本部のリヨンに常駐する野生生物犯罪のプログラムマネージャー)、
インド政府代表のライ氏、
このプロジェクトを助成している国際動物福祉基金(IFAW)のピーター・ピューシェル氏が壇上に上がりました。

会場には、多くの政府代表やNGOが集まり、盛況でした。4人のスピーカーの講演後、ACAの議長として、私からもコメントをしました。強調したことは、次の2点です。

1.WEMSが野生生物犯罪の傾向を分析し、その深刻さを客観的に明らかにできれば、各国政府が野生生物犯罪の撲滅により高い優先順位を置くことが期待できること

2.各国からインターポールへ野生生物犯罪の捜査情報が積極的に寄せられるよう、WEMSが技術的に支援すること(現時点では捜査情報の集まりがよくない)

   

インターポールもインド政府もWEMSに高い関心を示していました。また、会場からはオランダ政府、カメルーン政府、ドイツ政府、CITES事務局などからコメントがありました。
WEMSの仕組みと課題をより具体化していく必要はありますが、野生生物犯罪の撲滅に向けて新たなツールとして関係者から期待されているといえます。

Sakamoto    

   

(JWCS事務局長 坂元雅行)

   

      

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