2016年9月29日 (木)

アジアとアフリカのセンザンコウ、国際取引禁止に合意

アジアのセンザンコウのうちインドセンザンコウ、フィリピンのセンザンコウ(和名なし)の附属書Ⅰ掲載(国際商取引禁止)に反対意見なし、マライセンザンコウ、コミミセンザンコウの提案にはインドネシアだけが反対して投票に。賛成114、棄権は日本、中国、ナミビア、マダガスカル、オマーンの5か国、国内市場のあるインドネシアだけが反対。

アフリカの4種のセンザンコウもまとめて附属書Ⅰにする提案も合意されました。
これまでも取引に許可が必要な附属書Ⅱでしたが、大規模な密輸が続いていました。センザンコウはアフリカからアジアに冷凍で輸入され、薬膳にされたり、ウロコが漢方薬の原料にされたりしていました。

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2016年9月28日 (水)

象牙取引を再開する手順の議題が否決される

議題84は「象牙取引再開のための意思決定メカニズム」の提案です。


象牙取引再開するための生息国・輸入国双方の条件を挙げたものですが、今回の会議で決議できるように最終合意を取っておく必要がありましたができませんでした。 そのままならタイムアウトしてしまう議題でしたが、常設委員会がこの議題の議論を続けるかどうか、締約国会議で合意を取ってはどうかとのレポートがでていました。(Doc. 84.1)


 この「象牙取引再開のための意思決定メカニズム」を不要という提案が、ベニン、ブルキナファソ、中央アフリカ共和国、チャド、エチオピア、ケニア、ニジェール、セネガルから提出されました(Doc. 84.2)。


それに対し、ナミビア、南ア、ジンバブエが取引再開の条件を提案をしていました。(Doc. 84.3) 最初の投票で、取引再開のシステムはいらないという提案(Doc. 84.2)は、僅差で否決されました。 日本は反対していました。


次に南アフリカ共和国などの票です。日本を含む14か国が秘密投票に賛成しました。 結果は賛成21、反対76、棄権13の大差で否決されました。 相反する結果のため「議論を続けるかどうか」(Doc. 84.1)という常設委員会からの提案で投票が行われました。EUはEUとしてではなく、各国がそれぞれの意見で投票しました。
 

つまり、「Yes 緑」は次回の締約国会議でも議論する
      「No 赤」もうこの議題は終了する  

結果は賛成21、棄権13、反対76で圧倒的に議題の終了が支持されました。
日本はYesでした。


象牙取引再開に関する議題は、ワーキンググループで議論中の「象牙国内市場閉鎖」と、28日以降に予定されている附属書提案の議論の中で、南部アフリカの個体群を国際商業取引禁止の附属書Ⅰにするか、それともⅡのままで取引を再開しやすく改定するかが残っています。

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